阿部建設がミンダナオ島の子供らへ作業服200着寄贈

2019年07月04日 12時00分

 阿部建設(本社・小樽、中野豊社長)は、不要となった作業服200着を小樽双葉高奉仕活動部を通じ、フィリピンのミンダナオ島の子どもたちに贈る。

古い作業服を掲げる中野室長(左)と新作業服の工藤主任

 ことしの創業80周年に合わせ、作業服を新調。同社コーポレートカラーの緑にちなみ黄緑に近いライトグリーンの上着に、ネイビーブルーのスラックスで、伸縮性を持たせ着心地を追求した。

 前の作業服が大量に残り、うち3―4割は新品。利用方法を考えていたところ、小樽双葉高OBの工藤正伸営業部主任が、卒業式の日に学校で上履きを回収していたのを思い出した。同校は、フィリピンの恵まれない子供たちに生活物資などを贈る奉仕活動を続ける。

 在校生に打診し、サンプルを送ったところ「ミンダナオ島は山間部もあり寒いので長袖も必要、ぜひ」と歓迎された。6月21日に中野諭社長室長らが同校を訪れ、段ボール箱10箱に詰めた作業服を贈呈した。

 これまで寄贈品は生徒たちから集めたものが中心で、これほど大量にまとまったものは珍しい。新聞報道されると、いくつかの建設会社から「うちにも作業着がある」と同校に連絡があったという。

 フィリピンには、他のの品とともに2020年3月に送られる。中野室長は「世界に貢献と言えば大げさだが、不用品が役立って本当にうれしい」とほほ笑んでいた。


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