FULLCOMMISSION(本社・札幌)は「ランニングステーション(ランステ)」をオープンさせた。運営するゲストハウス「Ten to Ten Sapporo Station」を活用し、着替えとシャワーの利用、荷物の預かりといったランナー向けのサービスを1回600円で提供。出勤前や退勤後にランニングを楽しめると好評だ。
ゲストハウスは、札幌駅から徒歩6分、北大にも近い好立地にある。北大構内はランニングコースとして知られている。着替える場所があり、荷物を預けることができ、シャワーを備えているというゲストハウスならではの良さと、札幌駅や大通駅周辺で働いている人が徒歩で来られるアクセス性を生かした。
着替え、荷物預かり、シャワー利用が一連のサービスで、料金は1回600円。このほか、バスタオルやハンドタオルのレンタル、ミニボトルウオーターの販売、ランニングシューズの月決め預かりサービスを用意している。レンタルをしたり私物を預けたりして荷物を減らし、ウエアだけ持参すれば会社帰りに利用できる。
ランステとは、着替えなどの荷物を預け、施設周辺のランニングをした後、シャワーを利用することができる施設。同社の金山禎久CFOによると、東京では退勤後にランステで着替えて会社の仲間などと皇居の周りを走り、その後飲み会を楽しむことがよく実施されているという。北海道でも同様のことがやりたいと思い、開設した。
月に1―2回、不定期でナイトランを企画・実施。ゲストハウスに集まり、北大構内約5㌔を走り戻ってきた後、地下1階のラウンジでビールやカクテルを飲みながら参加者同士交流を深めている。午後7時に開始、交流会修了は午後9時。これまで4回開催し、常連もいるという。
利用客層は20代から60代と幅広く、男女比は半々。営業日は365日、時間は午前8時から12時、午後4時から9時まで利用できる。次回のナイトラン開催は17日。トライアスロンをしているという金山CFOは「会社で契約して、福利厚生として使うのもありだと思う。走ることで健康になれたらいいと思う」と話している。