苗穂自動車学園(本社・札幌、相馬純一社長)は3日、KDS釧路自動車学校に水中ドローン安全潜航操縦士を育成する水中ドローンスクールを北海道で初めて開校した。安全な操縦技術の習得を後押しするとともに活用実績の増加を目指し、座学・実技講習を通じて安全なドローン操作を指導した。
同スクールは水中ドローンのエキスパートを育成する日本水中ドローン協会から認定を受けている。講習期間は1日で、受講・修了し筆記試験に合格すると、水中ドローン安全潜航操縦士のライセンスが取得できる。
第1期となる今回は5人が参加。午前は教室で座学、午後は同校旧校舎内の仮設プールで実技実習に取り組んだ。座学では機体の仕組みと法令、使用許可申請の仕方などを学び、安全に運用するための知識を習得。実技では2班に分かれ、機体の立ち上げ方や操作方法について説明を受けた後、受講者が機体を操縦し、水中動作を確認した。
講義を担当した相馬慶輔経営経理管理室長は「空中ドローンの認知度は高まっているが、事故が多く規制が進んでいる。水中ドローンを安全に使用できる教育体制を整えていきたい」と話した。
スクールは通年で月2回開催していく予定。定員は4人で、1人以上の申し込みがあれば実施する。受講料はライセンス発行も含め税抜き8万円。20日には第2期を行う。詳細は釧路ドローンスクールホームページまで。