旭川建管は、上川町内を走る日東東雲線で道路と橋梁の新設を計画している。交差する町道旭水2号線を国道39号まで延伸するもので、延長約500mに石狩川への橋梁新設(橋長84m)も含め総事業費は約7億2000万円を予定。建管は2019年度に新設区間の測量と用地買収を進め、20年度に向けて本工事着工を要望している。
日東東雲線は、国道39号の南側を並行する延長約8㌔の一般道道。層雲峡方面から、大雪森のガーデンや旭川紋別自動車道上川層雲峡ICへ向かう観光道路としての需要も高い。しかし起点となる日東地区の39号地点から約2.4㌔は未改良で大型車両の通行に支障を来しており、地域から抜本的な対策を求められていた。
建管は対策として同路線の新設と区域変更を計画。道路は延長約500m、幅員を路肩が両側1.25m、車道が片側1車線ずつの5.5m確保する。道路延長のうち橋梁は橋長84m。上部は2径間連続版桁、下部は逆T式橋台と壁式橋脚、軟弱地盤のためA2のみ杭基礎でその他は直接基礎を採用する方針だ。新設区間が日東東雲線となり、町道交差部[MAP↗]から東側の現道未改良区間は新設が完了後、町に移管する予定だ。
19年度は事業費3000万円を投じ、新設区間の測量と用地買収を進める。20年度にも本工事に着工し、22年度の完成を目指している。