旧末広中など閉校施設の活用に向け提案募る 小樽市

2019年07月19日 12時00分

 小樽市は、閉校した3中学校の利活用に向けたサウンディング型市場調査を実施する。公共施設として活用が見込めないため、民間事業者に地域の発展に寄与するアイデアを募る。参加希望者を9月20日まで募集し、10月7―11日で聞き取り調査を実施。調査結果は11月ごろに公表する予定だ。

 対象施設は旧塩谷中(塩谷2丁目32の1)、旧末広中(手宮2丁目6の1)[MAP↗]、旧北山中(赤岩2丁目23の1)。いずれも2015―16年度末で閉校した。

 旧北山中の屋体は19年度中に解体予定。旧塩谷中校舎の一部と旧末広中屋体は新耐震基準で、その他の施設は耐震診断未実施となっている。既存施設を活用する場合は、耐震性の確保を条件とし、改修費や解体費は事業者負担となる。

 調査では事業コンセプトと地域活性化策、土地・建物の改修や契約の方法、事業スケジュール、事業実施に向けた市への要望など7項目について、民間事業者の意向を問う。

 調査結果を基に市内部で活用方針を固め、地元住民と意見調整しながら、事業者の公募に向けた準備を進める。公募時期は未定。

 参加希望者は、市ホームページからエントリーシートを入手し必要事項を記入の上、電子メール(kikaku@city.otaru.lg.jp)かFAX0134(22)6727で申し込む。

 問い合わせは総務部企画政策室、電話0134(32)4111、内線271まで。

 3中学校の概要は次の通り。(①敷地面積②用途地域③校舎規模④屋体規模)

 ◆旧塩谷中①1万6735m²、うち運動場9488m²②第1種住居地域③RC造、3階、延べ3295m²④S造、平屋、延べ618m²

 ◆旧末広中①2万6794m²、うち運動場1万6512m²、国有地を一部借地②第1種中高層住居専用地域③RC造、4階、延べ4216m²④S造、平屋、延べ1043m²

 ◆旧北山中①3万3297m²、うち運動場2万2114m²、一部を生活道として利用中②第1種低層住居専用地域、土砂災害警戒・特別警戒区域③RC造、3階、延べ4456m²④解体予定


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