月形町は、ミニトマトとカボチャを取り扱う新たな集出荷施設の建設を計画している。規模はS造、平屋、延べ2370m²を想定。国の補助事業を活用して施設を建設する考えで、補助が採択された場合、2020年5月の着工、21年春の稼働を目指している。総事業費は最大で約11億円を投じる。
町内には現在、ミニトマトと花卉(かき)で各1施設、メロンやスイカ、カボチャなどを扱う1施設の計3つの集出荷施設が備わっている。いずれも月形町農業協同組合が所有、運営しているが、特にミニトマトの販売が好調で、出荷量が増加し、処理能力が今後、追い付かなくなることが懸念されている。
そこで町では、ミニトマトとカボチャを取り扱う新たな施設の建設を計画。建設地は南耕地地区の町有地で、月形町45の1[MAP↗]。ここにS造、平屋、延べ2370m²程度の施設を建設する計画で、施設は町が保有し、月形農協が指定管理者として運営することを想定している。この施設を建設することで、出荷能力が2―3割高くなる想定だ。
着工は来年5月を予定。町では、補助事業が採択された場合、建設費用を20年度当初予算に盛り込む考えで、予算可決後、4月早々には発注する考え。着工に先立つ設計は19年度中に行う考えで、設計業務は月形農協が担当する。