8月22―27日にロシア・カザンで開かれる第45回技能五輪国際大会に出場する道内2選手が23日、道庁を表敬訪問し、日頃培った技能を発揮し、上位を狙うことを誓った。
世界各国・地域の予選会を勝ち抜いた22歳以下の青年技能者が競う大会で、2年に1度開催されている。今回は59の国と地域から約1600人が出場し、全56職種で腕を競う。日本代表は42職種、52人。道内からは家具部門の山口智大さん(ガージーカームワークス・旭川市)と建具部門の安久津幸紀さん(高橋加工部・帯広市)が出場する。
この日は、2選手と北海道職業能力開発協会の近藤光雄会長らが道庁本庁舎を訪れた。近藤会長が選考理由などを紹介し、「選手たちが日頃培った技能を十分に発揮してくれることを期待する」と述べた。
山口さんは「サポートしてくれた人たちに恩返しをする気持ちで戦い抜きたい」、安久津さんは「近年、日本では建具部門で上位の成績を取れていない。より上位を狙っていきたい」とそれぞれ意気込んだ。
土屋俊亮副知事は「日頃培った技術を惜しみなく発揮して、各国・地域の人と交流も含めて楽しんでほしい」とエールを送った。