穴吹興産(香川県高松市鍛冶屋町7の12、穴吹忠嗣社長)は、札幌市中央区南1条西7丁目20の2にある市電沿線の土地と建物を取得し、解体に着工した。解体後の土地の利活用については未定。東側隣接地でも別のビル解体が進行中だ。
ことし1月31日、札幌を中心に飲食店事業などを展開するタザワ(本社・札幌)から、土地231m²と1973年築の旧細川ビル(RC造、4階、延べ498m²)[MAP↗]を取得。建物は猖々谷建設に依頼し、10月30日までの工期で解体している。
同ビル東側の隣接地264m²は、駐車場管理の健裕(本社・札幌)が所有。時間貸し駐車場があったが営業を終了している。
さらに駐車場東側の隣接地247m²は、不動産のリアルベスト(本社・札幌)と関連会社のリアルエステート・インベストメント(同)が所有。74年築のフリーストアパル(SRC造、8階、延べ1514m²)があったが、厚西工業に依頼し8月30日までの工期で解体撤去している。こちらも解体後の利活用は未定だ。3件の土地を合計すると、札幌中心部で広さ742m²の更地が出現する。
穴吹興産は総合不動産会社として、関東以西に支店や営業所を構え、分譲マンション開発や高齢者向け賃貸住宅などを展開している。