社会医療法人社団カレスサッポロ(札幌市中央区北1条東1丁目2の5、大城辰美理事長)は、札幌市東区の札幌総合卸センター跡地に計画する、時計台記念病院と北光記念病院を統合した仮称カレス医療センターについて、2021年10月に着工する方針だ。全室個室で300床以上の病院を構想し、12月20日にも理事会で設計者を選定。24年4月の開業を目指している。
7月30日に札幌市内で開いた18年度決算報告会で大城理事長が明かした。
20年にも取得する札幌市東区北6条東3丁目[MAP↗]の敷地約1万2000m²に建設する仮称カレス医療センターは、病院のほかに商業などの機能を備える見通し。
既に設計に向けた準備を進めていて、7月11日に指名した4者に説明会を開催。8月6日にも2者を絞り、12月までに選定するという。
このほか、大型プロジェクトとして、札幌市中央区北1条東1丁目にある時計台記念病院本館とカレスサッポロビルなどの敷地3300m²を活用し、30年4月の開業に向けて新たなビルに建て替えると説明。オフィス機能を持たせるほか、法人本部を置くことも想定している。
移転後の時計台記念病院の別館と東区にある北光記念病院は、25年10月にも地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」としてそれぞれ生まれ変わる予定。札幌市中央区南16条西14丁目1の20で計画するクリニック併設の賃貸マンションについては、「2年ほどかけて概要を検討したい」とし、しばらくは駐車場として活用する考えだ。