地域特性生かし空間演出

中舘晴香(なかだて はるか)さん
サンゲツで住宅や病院、福祉施設など幅広い物件の内装コーディネート提案を手掛ける。図面やサンプルを貼り付けたプランボードや、ビフォーアフターの比較イメージ画像を作成するほか、床材のデザイン貼りの提案をしている。
1993年3月29日生まれ。北大文学部出身。大学1年の授業で住宅展示場を見学する機会があり、「住宅は内装によっていろいろな表情があって面白い」と感じた。就職活動で同社のショールームを訪れ、商品の魅力に触れるとともに社風や社員の人柄に引かれ、志望した。
入社5年目。インテリアコーディネーターの資格を3年目で取得し、インテリア関連のさまざまな本を通じ知識習得に励む。顧客にヒアリングをするときは相手の表情や言葉の端々まで注目し、思い描いているイメージを具現化できるよう心掛けている。
18年12月に、北海道支社が現在の場所に移転。それに伴い新オフィスの床や壁紙、カーテンといった内装材の選定に関わった。アクセントカラーを取り入れ、明るく開放的な空間になるよう意識。応接室はVIPルームのように、高級感を持たせた。
最近はホテルの新築・改装案件が増加。国内外の観光客にとって、ホテルが思い出の一部になると考えている。
地域の特性を生かしたコーディネートで「〝また北海道に来たい〟と思ってもらえる特別な空間にしたい」と意欲を見せる。ファイターズの大ファン。