快適トイレ「ウォレットTC」導入広がる 自治体も関心

2019年08月07日 15時00分

 ウォレットジャパン(本社・札幌)の移動式トイレユニット「ウォレットTC」が、公共施設やイベントスペースで広く導入されている。洋式の水洗トイレをコンテナ型にユニット化した仕様で、清潔と快適へのこだわりが特徴。トイレの美観を気にする女性を中心に高く支持されていて、最近は災害時の使用などを視野に自治体も関心を集めるようになってきた。

イベントや公共空間などで広く使われるようになったウォレットTC

 陶器製の便器や手洗い台を設けるなど、衛生面にこだわった移動式の水洗トイレユニット。耐久性や耐水性、耐候性に優れる。輸送コンテナのISO規格に準拠したサイズのため、トラック輸送しやすく設置場所を選ばない。

 仕様によっては、障害者や子育て世帯向けの多目的スペースを設けることができる。おむつ替えの台を用意し、乳幼児と一緒でも安心して使える。

 床はアルミニウム製のしま板のため、水で丸洗いできるなど衛生面を維持。発泡ウレタンを吹いているため断熱性に優れ、パネルヒーターを1台設置すれば冬でも快適な温空間を十分確保できる。

 給水は、直結と貯水タンクどちらにも切り替えられる。下水はインフラの整った地域では下水道と直結でき、山間部など未整備の地域では汚水タンクで対応。外気をタンク内に送り、ユニットの裏から逃がす構造のため、臭いが汚水タンクから込み上がってくる心配はない。

 2017年に発売。最近は、さっぽろライラックまつりやYOSAKOIソーラン祭り、札幌ドームでも使われるようになった。

 札幌ドームでは、男女比が変更可能な間仕切り仕様を2階人工地盤に設置した。幅1万2192×奥行き2438×高さ2896㍉の40サイズ。大便器14基や手洗い台6基のほか、ハンドドライヤーや温水洗浄便座なども備える。主に女性トイレ不足の対応策として使われる予定だという。室内にIoTソリューションシステムを備え、トイレの空き状況がドーム施設内から確認できるのも特徴だ。

 2日は、モンゴル訪問団が小樽工場に視察に訪れた。首都・ウランバートルと新千歳空港を結ぶモンゴル航空の就航イベントに関連し、政府関係者や経済人ら16人ほどが来社。「マイナス40度でも使えるか」など、主に冬季の使用に関心が集まったという。

 同社では「海水浴場や観光農園など、全国各地のいろいろな場所で使われるようになった。防災面からも関心の高さを感じている。今後もきれいで快適な仮設トイレを提供したい」と話している。


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