倶知安余市道路の銀山大橋 1、2年で下部完成へ

2019年08月21日 12時00分

 小樽開建が整備を進める5号倶知安余市道路共和―余市間の銀山大橋で、2020年度以降残事業量が明らかになった。19年度末で橋脚3基の整備を完了。20年度以降は橋台2基と橋脚5基を1―2年程度で整備し、上部は3年程度で完成させる考えだ。

 倶知安余市道路は、後志自動車道の一部として整備中の高規格道路。14年度事業化の共和―余市IC間は、共和町国富から余市町登町までの27・6㌔を事業区間とする。

 銀山大橋は、仁木町内で余市川支流の馬群別川をまたぎ、橋長566m、総幅員12・64m(路肩両側3・5m、車道部7m、中央帯1・5m、地覆64cm)で計画。上部は鋼9径間連続少数板桁合成桁、下部は逆T式橋台2基と壁式橋脚8基で構成する。

 P4橋脚とP5橋脚のみ直接基礎で、そのほかは杭基礎。詳細設計はドーコンが担当した。事業費は未定。

 18年度末までに工事4件を税抜き8億7949万円で契約。P2、P3橋脚は整備済みで、P4橋脚は底版、P5、P6、P7橋脚は場所打ち杭、P8橋脚は底版と梁を除く柱部を施工した。

 19年度は2億4197万円でP4橋脚の柱部、P6橋脚の底版を進めていて、年度末にはP2、P3、P4橋脚の整備完了を予定する。

 20年度以降の残事業を見ると、A1、A2橋台とP1橋脚が未着工。P5、P7橋脚は基礎以降、P6橋脚は底版から先の施工を残し、P8橋脚は梁部を施して完成に持ち込む。

 未発注の上部については、予算状況によっては下部と整備を同時進行させ、早期完成させることも想定している。


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