勤医協札幌病院耐震化へ 建て替えも視野に検討

2019年08月21日 07時00分

 公益社団法人北海道勤労者医療協会(札幌市白石区菊水3条3丁目5、田村裕昭理事長)は、勤医協札幌病院を耐震化する考えだ。「(建物の)耐久期限が近づいている」とし、建て替えも視野に入れている。

 登記簿によると、札幌市白石区菊水4条1丁目7の23[MAP↗]にある同病院(RC・S造、地下1地上5階、延べ1万964m²)は1964年の新築。その後、68年、78年、79年、97年にそれぞれ増築したが、築55年が経過し、老朽化が目立っている。

 現在の診療科目は、内科、外科、整形外科、産科、婦人科、耳鼻咽喉科、小児科、眼科、精神・神経科・心療内科。病床数は105床を備える。

 札幌市が2017年10月に発表した要緊急安全確認大規模建築物の診断結果では、一部のIs値が目標値1・0を下回る0・48だった。震度6強から7程度に達する地震の場合、倒壊・崩壊の危険性が高いレベルⅠに該当している。
 同協会は「建て替えの資金が厳しい現状にあるが、医療機関としての役割をしっかり踏まえ検討する」と話している。


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