JR北海道、独自デザインの車両導入 9月以降定期運行

2019年08月23日 18時00分

 JR北海道は、独自デザイン車両の新シリーズ「山紫水明」2両を9月から10月にかけて導入する。島田修社長が22日の記者会見で説明した。

脱着式テーブルを備える山明号(JR北海道提供)

 既存のキハ40形車両を改造。緑を基調色とした外観の「山明(さんめい)」号を9月中旬、紫が基調の「紫水」号を10月中旬に、定期列車として運行する。どちらも内装に木製素材を多用。大型の脱着式テーブルを備えていて、観光列車、イベント列車としても活用する。

 改造費は1両当たり約1800万円。山明号は9月7日にJR苗穂工場で一般公開を予定している。JRは11月、2両を使った団体ツアーを実施する計画だ。

 島田社長はこのほか、東急電鉄の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を2020年8月に道内で運行することも発表。鉄道とバスを組み合わせた3泊4日のツアーで、札幌を起点に十勝、知床、旭川、富良野エリアを周遊する。
8月に4回の催行を想定している。

 JR北海道が東急から運行を受託する格好。旅行代などは未定で、20年2月ごろの発売を目指す。東急の車両は仕様上そのままでは道内を走れず、電源車の用意などでJR東日本、JR貨物も協力する。


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