札幌のラフィラ建て替え、12月にも準備組合

2019年08月27日 18時00分

来年5月末以降の着工目指す

 札幌市の薄野にある商業施設「ススキノラフィラ」の建て替えに向けた動きが本格化している。ススキノ十字街ビルや竹中工務店といった地権者は、札幌市などを交えた協議会で再開発事業に向けた話し合いを進めていて、計画がまとまり次第、早ければ12月の準備組合設立を目指す。ビジネスホテルの建設が中心だった薄野で、今後大型プロジェクトが具体化する。

再開発に向けた協議が進むススキノラフィラ

 すすきの交差点の一角にあるススキノラフィラ(中央区南4条西4丁目1の2) [MAP↗]は、飲食店や衣類、雑貨など約120のテナントが入居する。1974年に商業ビルとしてRC造、地下3地上8階塔屋3階、延べ6万5000m²で建設した。

 2009年、ススキノラフィラが営業スタートした時期に、施設老朽化による再整備の必要性が浮上。表面化したのは18年で、地権者をイトーヨーカ堂、ススキノ十字街ビル、アインファーマシーズ、セイコーフレッシュフーズ、竹中工務店、キタデンの6者に集約し、建て替えや設備更新、耐震化に向けた整備など方向性を探った。

 協議会に参加する地権者によると、施設が未耐震なことに加え、設備も問題を抱えていることから、再開発を視野に札幌市など行政関係者を交えた協議を進めていると明かす。「この場所で何がふさわしいのか意見を出し合っている段階」とし、概要はまだ固まっていないが、商業やホテルなどの案が挙がっている。

 今後、再開発の合意が得られれば「準備組合を12月末か年明けには立ち上げたい」(地権者)と説明。テナントの賃貸契約が満了する20年5月末以降の着工を目指して、施設解体に向けた動きも出ている。

 薄野エリアは、これまでビジネスホテルの建設が相次いでいたが、多くが有料駐車場跡地のため小規模な開発にとどまっていた。最近では、国際興業管理が南5条西2丁目周辺で敷地約2500m²の土地を18年に取得し、新施設を構想するほか、ANAホリデイ・イン札幌すすきのが建て替え準備を進めている。


関連キーワード: さっぽろ圏 商業施設

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

地番や用途地域がわかるe-kensinマップにはヒグマ出没情報や不審者出没情報も地図上で確認することができます。
  • オノデラ
  • web企画
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

▶e-kensinマップにクマ目撃情報の特設ページを公開
2019年08月27日 (8,079)
▶「e-kensinマップ」がオープンしました。
2019年07月17日 (3,462)
札幌・北5西1、西2街区再開発 新幹線駅と一体的ビルに
2019年09月02日 (3,232)
札幌のラフィラ建て替え、12月にも準備組合
2019年08月27日 (2,867)
新幹線高架化に伴い倶知安駅の線路とホームを西側に移設へ
2019年08月26日 (2,237)

連載・特集

連載 おとなの養生訓new

おとなの養生訓
第167回は「高血圧」。合併症で命を落とす危険もある、深刻な病気です。放置せず治療が必要です。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。