南富良野町は、道の駅再編整備計画を進めている。2019年度は基本設計を進める計画で、20年度に実施設計、21年度から着工し、22年度の完成を目指す。基本設計の事業費を9月にも補正計上する。総工費には10億円を試算しているほか、運営主体は南富良野町振興公社となる予定だ。
道の駅南ふらの[MAP↗]は、国道38号沿いの幾寅地区にS造、平屋一部2階、延べ999m²の規模で1988年に建設。
再編整備は、第5次総合計画や地域総合戦略に盛り込まれており、14年度には国から企画の具体化に向けて支援を得られる「重点道の駅候補」に選ばれている。
町が示した各施設の配置計画によると、現在の道の駅を改修する方針で、レンタルショップやアウトドア商品を取り扱う複合型商業施設、公園などを新たに配置する。
西側には、繁忙期の臨時駐車場や、町民向けの木製アスレチックや親水機能を備えた公園設置を想定している。
9月に開会する第3回定例町議会に基本設計予算案を提出し、可決すれば9月末の指名、10月上旬にも契約する考え。20年度は実施設計を進める計画で、設計費には約3000万円をみている。着工は21年度を想定しており、工事費には9億円以上を試算している。
町では、現在の「重点道の駅候補」から「重点道の駅」に選定されることで、社会資本整備総合交付金の配分や国直轄事業となることも見込めることから、事業計画の精査を進めている。