石狩振興局は、2018年度の管内観光入り込み客数をまとめた。前年度比6・8%増の延べ2871万6000人。台風や北海道胆振東部地震の影響で一時、落ち込みを見せたが、北海道ふっこう割を活用した旅行商品の販売や新施設の開業で回復した。外国人宿泊客数は293万7831人で過去最多を記録した。
入り込み客数の内訳は、道外客が815万1000人、道内客が2056万5000人。日帰り客は2009万3000人、宿泊客は862万3000人だった。月別では地震直後の9、10月以外は前年度を上回り、最多の8月は401万4000人を数えた。
8市町村の内訳は、1584万6000人の札幌市を筆頭に、千歳市が497万7000人、石狩市が253万8000人など。
増減率は、江別市は蔦屋書店開店などが後押しし47・8%増。当別町はリニューアルしたゴルフ場や道の駅が好調で42・1%伸びた。落ち込んだのは千歳市のみで、地震が影響しインバウンドが減少。5%下回った。
外国人宿泊客数は6・8%増で、中国、韓国、台湾をはじめとするアジアやヨーロッパなど各国から訪問。滞在先は札幌市が2718万811人と集中しているが、ホテルの新築・増築で千歳市も増加傾向を見せている。