大樹町の酒森正人町長は、5日の町議会第3回定例会で、老朽化が進むB&G海洋センタープールを改築する方針を明らかにした。吉岡信弘議員の一般質問に対する答弁。このほか隣接する体育館と武道館は改築せず、修繕で対応する考えも示した。
同プールは市街地の西本通73の5[MAP↗]に位置し、1982年にB&G財団によって建設。85年に町へ譲渡された。規模はS造、平屋、延べ1405m²で、25m6コースと10mの幼児用プールを構える。以前から老朽化が課題となっており、本年度実施した鉄骨の測定検査では耐久性劣化が著しいという結果が出ていた。
一般質問では、吉岡議員がB&G体育館前や旧町立病院跡地など未利用町有地の活用方法を聞いた。酒森町長は町職員でチームを立ち上げ、整備が必要な公共施設の在り方や着手の優先順位などを検討しているとし、本年度中に新たな執行計画を策定すると回答した。
続いて、老朽化が進むB&G海洋センターの体育館、武道館、プールについて将来的な建て替えやスポーツ施設を集約する考えがないか質問。酒森町長は「補修による長期利用は困難。建設地を含め改築を検討する」と答えた。また、81年建設の体育館と84年建設の武道館に関しては「修繕で対応するため当面改築の予定はない」との考えを示した。