函館開建は10月3日、上ノ国町スポーツセンター[MAP↗]でラウンドアバウト(環状交差点)の通行体験会を開く。上ノ国町で道内初となる同交差点が供用開始することを踏まえ、車両通行や歩行者横断の体験を通して、安全性などのメリットや通行方法への理解を呼び掛ける。
ラウンドアバウトは交通事故の軽減や災害時における交差点機能の確保が目的。対象は大留交差点[MAP↗]で2018年度に若狭組(本社・上ノ国)が改良、19年度に道南土木(同・江差)が舗装をそれぞれ担当し、10月中の完成を目指している。
体験会では開建担当者が概要を説明するほか、警察が通行方法を指導。その後、屋外に用意した仮設のラウンドアバウトで通行体験を行う。函館開建江差道路事務所の舟橋昇所長は「大留交差点は上ノ国町の中心市街地に位置し、周囲に多くの学校施設があり、生徒が多数横断する。開通までに通行方法を周知したい」と話している。
参加無料、定員150人。参加希望者は函館開建ホームページ掲載の申込書で、9月20日までにFAX0138(47)6339で申し込む。(函館)
(北海道建設新聞2019年9月11日付9面より)