除雪STをサイクル拠点に ニセコで国交省が社会実験

2019年09月12日 12時00分

 夏場の除雪ステーション(ST)をサイクルツーリズムの拠点に―。

 国土交通省道路局は、道路に関する新たな取り組みの現地実証実験で、除雪ステーションのサイクル拠点化実験を採択した。ニセコ除雪ステーション[MAP↗]を14日から10月14日までの1カ月間、自転車愛好家の休憩所や修理スペースとして開放し、地域観光推進の有効性を検証する。

サイクル拠点のイメージ図

 国交省は1999年度から地域のにぎわい創出、まちづくり、道路交通の安全確保など道路施策を導入、推進するための社会実験を公募している。

 今回の実施主体は、サイクルツーリズム推進を掲げる官民連携組織「羊蹄ニセコ自転車走行協議会(YNCA)」。除雪ステーションを自転車専用駐車場に転用することで、道の駅駐車場の混雑緩和が期待されるほか、YNCAが夏場の草刈りや清掃などを行うことで、除雪ステーションの維持コスト縮減につなげる。

 国交省では今回の実験結果を基に、夏季の除雪ステーションの有効活用として他地域への展開も検討するとしている。(小樽)


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