20年春の登録目指す
音更町は、十勝川温泉北14丁目[MAP↗]にある多目的温泉施設「ガーデンスパ十勝川温泉」を道の駅に申請する。運営する十勝川温泉旅館協同組合(林文昭代表理事)から施設を無償で借り受けて設置。トイレなど道の駅として必要な施設を整備し、2020年春の登録を目指す。
十勝川温泉中心市街地再生事業の中核施設として、16年に町と同組合が共同で建設。規模はW一部RC造、平屋、延べ1174m²で萩原建設工業・村上土建開発工業・高橋組共同体が施工した。水着着用の温浴施設をメインに、十勝産食材を提供する飲食店や観光案内所などを設置しており、駐車場は大型車13台、小型車88台、身障者2台の計103台分を備える。
道の駅登録に向けては、施設利用者の増加や十勝川温泉への入り込み客増加などを期待して昨年度から同組合が町に要望。道の駅に必要な24時間使用できる駐車場とトイレも設置しているが、女性用トイレが3基不足しており、授乳室などの子育て応援施設や屋根付き駐車場が未整備となっているため施設を一部改修する。
改修は同組合が主体となって取り組む予定で、費用は1500万円を見込む。町は10日開会の町議会第3回定例会に提出した補正予算案に半額の750万円を補助金として計上し可決された。
町は現在、道の駅を道東道音更帯広IC南側の下音更北9線西16の1ほかに移転改築する事業を進めているが、今回登録申請する道の駅と音更3号線道路で接続することから相乗効果を期待している。
(北海道建設新聞2019年9月12日付9面より)