JR北海道は11日、2020年4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業に合わせてJR白老駅のホームを延伸し、同駅に止まる特急列車を19本増やすと発表した。
白老駅[MAP↗]には特急「すずらん」12本が止まるが、来春から「スーパー北斗」19本を停車させ、ウポポイの交通利便性を高める。スーパー北斗は最大10両編成ですずらんより長いため、上り・下り両ホームを約50m延ばす。延伸費用は約5300万円。
このほか駅内のこ線橋に、ウポポイ方面につながる自由通路へ入るための臨時改札口を設ける。
また、特急が白老駅に到着する前に、ウポポイの最寄り駅であることを伝えるアイヌ語を車内放送で流すことも計画。続く日本語放送で内容を説明する方針だ。
(北海道建設新聞2019年9月12日付2面より)