芽室町は、町営温水プール建て替えの事業計画を見直す。これまでは芽室公園運動広場内の総合体育館東側駐車場を建設候補地としていたが、体育館の西側に変更。JR芽室駅から1㌔圏内になることから、社会資本整備総合交付金の交付割合が5割に増えるという。今後のスケジュールも見直す考えで、2019年度末までに基本計画をまとめ、20年度に事業者を選定。21年度に基本設計と実施設計、22年度に工事を進め、23年度から供用を開始する予定だ。
同プールは東3条8丁目1[MAP↗]の芽室公園運動広場内にあるが、内外装の劣化や機械設備の老朽化が進み抜本的な改善が必要になっていた。さらに近年は通年利用になったが、暖房能力や外壁サッシの断熱不足で内部結露の発生が問題になったため建て替えを計画した。
町はことし3月の段階で、JR芽室駅から1㌔強に位置する広場内総合体育館東側駐車場を建設候補地としていた。しかし、19年度から社会資本整備総合交付金における都市再構築戦略事業の施設要件が変更。対象施設にプール施設が新しく加わり、交付割合が通常事業の4割から5割になることから、要件に該当する駅から1㌔圏内の敷地である体育館西側に建設地を変える。元の建設予定地の活用方法は未定。
このほか、体育館西側に近接する勤労青少年ホーム(RC造、平屋、延べ624m²、1978年完成)と合わせた総合的な施設運営をあらためて検討する。同ホームにトレーニングルームなどの機能を移動させる計画も含め、既にサウンディング調査を実施している。施設面積は最大
2500m²、概算事業費14億8867万円を見込んでいたが、若干規模が縮小になる可能性もある。
見直しにより、基本計画案の取りまとめは当初予定していた、ことし9月から12月に変更。パブリックコメントを経て、19年度末までにDBO(公設民営)方式にするかなど公募条件を議論し、基本計画を策定する。