元受刑者らの雇用を積極的に進める北洋建設(本社・札幌市東区)の小沢輝真社長が、犯罪防止や犯罪者更生に貢献したとして作田明賞を受賞した。
同賞は精神科医・犯罪心理学者だった作田明氏が2010年に創設。他界後は妻美緒子さんを代表とする記念財団が引き継ぎ、今回が10回目となる。
小沢社長は受賞4人のうち最優秀賞に選ばれ、8月31日に東京都新宿区にある財団本部で授賞式に臨んだ=写真。
難病で余命宣告を受け、不自由な体ながら全国の刑務所を訪問するなど「人は仕事があれば再犯しない」を持論に受刑者の就労支援を続けている。
「この賞を知ってからすごく欲しかった。ますます元受刑者の雇用に取り組んでいく」と話している。