苫小牧市総合体育館 建て替えや耐震改修など年度内に方針

2019年09月17日 12時00分

 苫小牧市は老朽化が進む総合体育館について、建て替えや耐震化を含む大規模改修など施設更新の方向性を2019年度内にまとめる方針だ。8月から実施している利用者や関係団体などを対象としたアンケート結果、将来の財政見通しなどを考慮し取りまとめる。

建設から46年が経過した総合体育館。
苫小牧市民文化祭など多くのイベント会場としても利用されている

 末広町3丁目2の16[MAP↗]にある総合体育館は、1973年8月に開設。RC造、延べ8096m²で、幅40・8m、長さ60mのアリーナをはじめ、柔道や剣道、卓球の練習場、サーキットトレーニング室、弓道場などで構成し、6500席を備える。

 市が17年に公表した大規模建築物耐震診断結果では、危険性がある安全性Ⅱに判定されていた。

 8月から利用者と関係団体を対象に実施しているアンケートで得られた意見も参考にする。市民会館、文化会館、交通安全センター、労働福祉センターを集約した複合施設となる仮称・苫小牧市民ホールといった大型施設の建設を控えているため、将来の財政状況や建設スケジュールを考慮した上で、方向性をまとめる。

 総合体育館は12年度から指定管理者制度を導入。年間利用者は20万人を超え、年々増加傾向にある。バドミントンや卓球など、地域密着型のスポーツ施設として多くの市民に利用されている。


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