根室市が庁舎建て替えへ 防災拠点機能の確保に重点

2019年09月19日 12時00分

22年度の着工目指す

 根室市は、庁舎建て替えに向け、きょう19日にも基本構想策定業務を指名する。10月初めに入札・契約し、2019年度末をめどに策定する見通し。20年度以降にまとめる基本計画、基本・実施設計を経て、早ければ22年度に着工したい考えだ。

耐震性や防災拠点機能確保の観点から
建て替えが計画されている市庁舎

 常盤町2丁目27[MAP↗]に位置する現庁舎は、1973年に供用を開始。規模はRC造、地下1地上4階、延べ4912m²。建設後40年以上が経過し、老朽化が進んでいるほか、09年に実施した耐震診断でも4階以外のIs値が耐震性能の指標となる0・6を下回っていると診断された。

 こうした現状に加え、千島海溝地震の発生確率が高まっていることや、防災拠点としての役割を果たす機能を確保する必要があることから、市は16年度から庁内組織で検討を開始した。

 基本構想では、現庁舎の現状や課題、建設に向けた考え方を整理。規模や場所についても複数の候補を挙げるほか、防災拠点として持たせる機能を取り上げる。

 市としては、防災拠点機能に重きを置き構想を策定したい考え。建設候補地は原則、市有地を活用し用地取得をしない方針であるため、現地建て替えなど、ある程度候補が絞られる。また、現職員数に対する必要な延べ面積が国の基準に達していないことから面積の拡大も予測されている。

 財源には公共施設等適正管理推進事業債の活用を想定しているが、20年度末までに実施設計に着手することが条件となっているため、20年度に基本計画と基本設計、実施設計のいずれかを組み合わせて発注することで時間短縮を図る。

 基本構想策定後は、公募した市民や専門家らを交えた仮称・庁舎建て替え検討委員会を立ち上げて意見を募り、計画に反映させながら事業を推進する考えだ。


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