岩倉博文苫小牧市長は19日、道議会庁舎を訪問し、道議会自民党・道民会議にカジノを含む統合型リゾート(IR)に関して、認定申請に向けた取り組みを推進するよう要請した。
IRを巡っては、政府が4日に事業者の選定基準を定めた基本方針案を公表。誘致に向けた動きが本格化している。
この日、岩倉市長が佐々木俊雄議員会長に要望書を手渡し、これまでの苫小牧市の誘致に向けた取り組み経緯を説明。「人口減少時代のキーワードは、良質な雇用をどれだけ持てるかだ」と述べ、IRの雇用波及効果に期待していることを伝えた。
佐々木会長は「IR全体の素晴らしい構想がある一方で、一部ではギャンブル依存症が大きな問題となっている」と話し、地元の誘致に対する賛否などを確認した。