内閣府の2019年防災功労者内閣総理大臣表彰に、植村建設(本社・赤平、植村正人社長)が選ばれた。2009年から実施している市民防災体験会や、体験会を通じた小中高生ら青少年への防災教育への貢献などが評価された。きょう20日、東京都内で表彰式が開かれる。
同表彰は「防災の日」や「防災週間」に合わせ、防災思想の普及や防災体制の整備で、その功績が顕著な団体や個人を顕彰するもの。今回は5個人・84団体が受賞した。
植村建設は、08年から防災活動を始め、09年からは市民防災体験会を開始。体験会では、土のう製作や負傷者応急救護、土砂埋没車両救出訓練などを実施しており、地元の小中学生や空知管内の高校生も招き、災害時の対応などの体験を行っている。
同社では全社員が普通救命講習を修了し、20人の社員が防災士の資格を保有するなど、自社の防災対応力と地域防災力の向上に尽力している。
道内では植村建設のほか、昨年の北海道胆振東部地震で迅速な災害対応に当たった胆振東部消防組合厚真消防団など6団体も選ばれた。
(北海道建設新聞2019年9月20日付1面より)