十勝管内56年ぶりの醸造所が誕生 相沢ワイナリー

2019年09月26日 12時00分

 十勝管内に56年ぶりのワイン醸造所が誕生―。帯広税務署から酒類製造免許を取得し相沢ワイナリーを設立した、あいざわ農園(本社・帯広、相沢一郎代表)は、24日に十勝総合局で記者会見を開いた。三井真局長や十勝ワインを生産する池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の安井美裕所長らも出席し、十勝管内に56年ぶりに誕生した醸造所の門出を祝った。

三井局長(右端)らと記念撮影に応じる相沢代表(中央)

 相沢代表の父・相沢龍也農場長が1998年にブドウ栽培に着手。ジュースやジャムなどを生産してきたが、2015年からは池田町ブドウ・ブドウ酒研究所に醸造を委託してワイン造りに取り組んできた。管内での醸造所設立は同研究所以来56年ぶりで、管内2カ所目のワイナリーとなる。

 帯広市以平町西9線21の1[MAP↗]の農園敷地に建設した施設の規模はW造、平屋、延べ167m²。4月7日に着工し、8月20日に完成を迎えた。併設する倉庫兼作業場も9月末に完成する予定。相沢農場長の古くからの友人である吉田邦雄氏が社長を務める吉田建設(本社・芽室)が設計と施工を請け負った。

 農園では、十勝産のヤマブドウを使用したワインなど個性的な4銘柄を生産する方針。20年7月ごろの初出荷を見込んでいる。相沢代表は「若者を中心に十勝にワイン文化を根付かせたい」と意気込みを語り、三井局長は「日本を席巻するワインに成長してほしい」とエールを送った。(帯広)


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