国内初のハンドルなし自動運転バスが貨客混載で試験運行へ

2019年09月30日 15時00分

上士幌町でMaaSプロジェクト実証実験が5日スタート

 上士幌町は、生涯活躍のまち上士幌MaaSプロジェクトを10月5日からスタートさせる。国内初となるハンドルなしタイプの自動運転バスによる貨客混載の試験運行と、観光客に最適経路や近隣サービスの情報を提示するMaaSアプリ導入という2つの実証実験を進める取り組み。2020年2月をめどに実験結果をまとめ、移住人口と交流人口の増加につながる施策を検討していく。

 この施策は、経済産業省と国土交通省が推進する「スマートモビリティチャレンジ」プロジェクトの一環として企画。17年から同町の自動運転実証実験に携わるJapan Innovation Challenge実行委員会、自動運転技術をコンサルティングするソフトバンクグループのSBドライブ(本社・東京)、MaaS技術を提供するMaaS Tech Japan(同)がサポートする。

 自動運転バスの試験運行は10月5―7日の3日間限定で実施。Aコープ上士幌店ルピナ(上士幌東3線237)[MAP↗]から高齢者が多く居住する西団地バス停間の1・2㌔を1時間に1本ペースで往復する。バスとしての利用のほか、上士幌MaaSのスマホアプリで注文した商品を西団地バス停で受け取ることができるなど、町内の交通弱者向けの実験となっている。

 運行にはハンドルのないフランス製自動運転車両「NAVYA ARMA」を採用。このタイプの自動運転バスによる貨客混載型運行は国内初の試みとなる。

 観光客向けMaaSアプリ導入の実証実験も同5日から開始。アプリを使うことにより、上士幌町交通ターミナルを起点に、カーシェアリングやシャトルバス、タクシー、レンタサイクルなど観光地への交通手段の手配が可能になる。継続的に検証を行い、20年2月ごろをめどに自動運転車両などの実験結果をまとめる見通しだ。

 企画財政課の梶達主幹は「利用者の利便性確保を最優先に今後さらなる利用促進を図るとともに、他の地域や市町村とも連携していきたい」と話している。


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