道、江別市、つしま医療福祉グループの3者は3日、江別市生涯活躍のまち整備事業における「共生型地域づくりの推進」に向け連携協定を結んだ。道庁本庁舎での協定締結式で同グループの対馬徳昭代表、鈴木直道知事、三好昇江別市長が協定書に調印。共生型モデルとして成果を全道に広めるため連携・協働して取り組むことを誓った。
事業は、同グループの社会福祉法人日本介護事業団(奈井江)が代表者。江別市大麻元町154の1にある札幌盲学校跡地の一部約3万1600m²に、高齢者や障害者が入所する社会福祉施設、地域交流拠点施設、パークゴルフ場などを整備する。グループによると、2021年4月の完成を目指し、総事業費は40億円余りを想定する。
協定締結により道保健福祉部とグループとの人事交流を図り、グループが設置した開設準備本部に道と市が参画する。
調印後に対馬代表は道の企画力や市の地域的な信頼に期待を寄せ「施設に多くの人が集まり、楽しく生活することが重要。全国に誇れる他のモデルとなる共生のまちにしたい」と意欲を見せた。
鈴木知事は「官民の力を合わせた共生型地域づくりの先進事例。成果を全道に広げて人口減少問題の解決につなげたい」と述べた。三好市長は「江別から全国に発信できるのは誇らしい」とし、協力に謝意を示した。