開通前の高規格道路を歩いて思い出をつくろう―。留萌振興局や管内8市町村などで構成する深川・留萌自動車道全線開通地域活性化協議会は9月29日、「深川・留萌自動車道全線開通記念 大遠足」を開いた。留萌管内の住人約200人が参加、秋空の下で心地よい汗を流した。
この大遠足は、2019年度中に全線開通予定の深川・留萌自動車道(全長49㌔)を歩いて、住民に思い出をつくってもらおうと企画。
開会式は留萌市内の船場公園で行い、中西俊司留萌市長が「開通に合わせて歩けるこんな機会はない。やや曇っているが歩くのにはちょうど良く、きょう一日は留萌を満喫してほしい」とあいさつ。
スタート・ゴール地点の船場公園から留萌川沿いを歩き、栄萌橋を渡って仮称・留萌ICに入って折り返し地点のバンゴベトンネルを目指した。片道約4・2㌔でうち高規格道路部が約1・7㌔。野村聡留萌振興局長は、深川・留萌自動車をPRするパネルを持って参加者を先導した。
バンゴベトンネル前では、増毛産のりんごジュースや苫前産のトマトジュース、留萌市のカズノコを使ったおつまみ「カズチー」を振る舞い、参加者に管内の特産品をアピールした。
ゴール後、野村局長は「思った以上にアップダウンがあった。山の紅葉が始まっていて景色がきれいだった。全線開通すれば安定的な物流・観光に期待できる」と笑顔でコメントを寄せた。