業界の魅力を発信
小学3、4年生がさまざまな職業を体験する「ミニさっぽろ2019」が5、6の両日、白石区のアクセスサッポロで開かれた。建設ゾーンには市内企業や建設関連団体などが出展し、体験を通じて子どもたちに建設産業の楽しさを伝えた。
札幌商工会議所や札幌市などで構成する実行委員会が主催。市内や近郊の児童が仮想の街の市民となり、模擬的に労働や買い物を体験する。延べ約3300人が来場した。
建設ゾーンには8つの企業、団体がブースを構えた。田中組(本社・札幌市中央区)はオペレーターとなって重機を運転するパソコンゲーム、北海道鉄筋業協同組合は鉄筋の結束や切断の体験を提供。札幌日信電子(同・札幌市豊平区)は配線や電球の取り付けなど交通信号機の修理、カナモト(同・札幌市中央区)は高所作業車に試乗してもらった。
このほか、北海道造園緑化建設業協会札幌支部、北海道建築士会札幌支部・北海道建築士事務所協会札幌支部、北海道インテリアプランナー協会が出展した。
岩田地崎建設(本社・札幌市中央区)は、ドローンの操縦体験やタブレット上の会場に仮設材を置くAR体験などを用意。子どもたちは笑みを浮かべながらも真剣に「仕事」に取り組んでいた。
同社の柴崎真広報課長は「子どもたちが楽しそうに体験していたので、建設業に興味を持ってもらえたらうれしい。建設業のイメージを変わるきっかけになれば」と話していた。