北海道土木クラブ(土栄正人会長)は、設立50周年記念誌「会員のきずな 未来へ続く道」を発刊した。同クラブの50年の歩み、50周年記念祝賀会の模様、歴代会長メッセージ、会員からの特別寄稿などが収められていて、北海道開発を支えた道建設部OBたちの思いが詰まっている。
道土木クラブは1951年7月1日に北海道開発局が道土木部から分離し、新生土木部が誕生してから20年目となる70年に発足。長い年月、同じ道を歩んだ仲間が集う親睦団体として、9月末現在の会員数は1320人に上っている。
記念誌には、7月に札幌市内で開催した祝賀会をたくさんのスナップ写真とともに紹介。過去の記念誌の掲載文を再編集した「50年のあゆみ」では、建設行政の歴史を垣間見ることができる。
会員から募った特別寄稿では、天谷直純氏が50年の技術変革、菊地勝雄氏が技師補時代の思い出、西股忠克氏が建設中止となった士幌高原道路についてつづっている。また、技術者たちの努力の結晶である土木構造物を掲載した「補助ダムカード」「かけ橋カード」も紹介している。
記念誌は1450部作成し、会員などに配布中。予備もあるため、希望者は同クラブ事務局(北海道土木協会内)、電話011(271)3681まで問い合わせるとよい。