道と市町村などで構成する北海道地域住宅協議会(会長・蝦名大也釧路市長)は、2019北の地域住宅賞を決めた。大賞に当たる知事賞に豊富町富士見団地、協議会長賞に紋別市まちなか幸団地を選んだほか、奨励賞に6団地を選出。16日午後2時5分から釧路市観光国際交流センターで表彰式を開く。
同協議会は、地域の住宅政策を推進する目的で09年に設立。地域活性化などの観点で模範となる公住団地を北の地域住宅賞として表彰している。
19年の知事賞を受賞した豊富町富士見団地は、PFI型借り上げ住宅を地元業者と一体となって整備した点が評価された。また、老朽化した既存団地の建て替えや子育て世帯向け住宅の不足といった課題を早期に解決するため、直接建設や借り上げ方式、全面的改善事業を活用して整備期間を短縮した点も好評を得た。
協議会長賞の紋別市まちなか幸団地は、中心市街地に移転建て替えしたことで入居者の利便性向上を図ったほか、木製建具や外壁面の仕上げ材に地域材としての木材や貝殻を活用していることが評価された。
奨励賞は岩見沢市2条団地、豊浦町旭町そよかぜ団地、様似町西町第2団地、乙部町緑町団地、北見市末広団地、浦河町堺町川沿団地がそれぞれ受賞した。
(北海道建設新聞2019年10月11日付1面より)