目指せ商業化 青山室蘭市長などが白鳥大橋の主塔を見学

2019年10月14日 12時00分

 白鳥大橋を活用したインフラツーリズムの実現に向け、青山剛市長と室蘭開建の米津仁司部長は7日、白鳥大橋の主塔に昇る見学体験をした。ツアーの想定ルートをたどり、商業化への課題を抽出。青山市長は、数年のうちに一般の人が参加できるツアーを開始する考えを示した。

主塔上部でツアーの将来像を描く、青山市長(左端)と米津部長(左から2番目)ら

 橋長1380mの白鳥大橋[MAP↗]は、1998年に開通。道内最大のつり橋で、工場夜景や橋自体のライトアップも相まり、交通機能だけでなく、観光のシンボルとしても役割を果たしている。

 これまで、開建が主催するイベントや旅行会社への公募による主塔の一般者見学を実施。19年度は約300人が橋桁からのルートを使い、高さ100mに位置する主塔外部に訪れた。

 この日は、祝津町1丁目にある室蘭港湾事務所付近から港湾業務艇みさごに乗り込み、室蘭港内を一巡して日本製鋼所、日本製鉄の各工業施設を海上から見学。その後、陣屋町側の主塔基礎部に着岸し、内部のエレベーターを使い、上部に昇った。

 青山市長は「実際にルートを確認して、安全管理面などの対策をどのように講じるか検討している。来年度にもモニターツアーなどを実施して、インフラツーリズムを実現し、新たな観光の創出を目指したい」と抱負を述べた。

(北海道建設新聞2019年10月9日付11面)


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