栗山赤十字病院の整備手法を年度内に決定 改築含め検討

2019年10月17日 12時00分

 栗山町は、今後の町内の病院整備についての検討を進めている。現在、町内には栗山赤十字病院[MAP↗]があるが、老朽化が進むなど課題が顕在化。このため、町では病院整備の検討委員会を設け、栗山赤十字病院の改築も含め、町内の病院整備の手法について協議している。町では検討委員会や町民アンケートの結果も踏まえた上で、年度内にも病院整備手法について決定する考えだ。

 町内の病院を巡っては、栗山赤十字病院の在り方について2010年度から検討を開始し、病院の存続や町民が求める病院機能などについて調査を進めてきた。続いて町では、16年度に医療環境整備を検討する町民委員会を設置し、町内の医療環境の充実などについて話し合い、委員会として早急に病院整備に向けた検討を求める内容の提言書を作成し町に提出した。

 一方で、栗山赤十字病院(RC造、5階、延べ8765m²)は、15年に実施した耐震診断で強度不足が指摘され、老朽化が喫緊の課題となっている。

 こうした流れを受け、町では栗山赤十字病院の改築も視野に、医師や薬剤師ら有識者で構成する栗山赤十字病院改築等検討委員会をことし9月に設置。これまでに2回の会合を開き、病院整備に向けた検討を進めている。

 これまでの委員会で、町は今後の病院整備の手法として、①由仁、長沼、南幌、栗山の4町広域で病院整備を図る広域設置②栗山町立病院として整備する公立病院化③医療機関誘致④栗山赤十字病院の改築・改修―の4つの案を提示。広域病院整備と町立病院整備は公立病院の扱い、医療機関誘致と栗山赤十字病院は公的病院となり形態が異なるため、国からの交付金は公立病院より公的病院のほうが割合が高くなるため、結果的に公的病院の方が町の財政負担は減る試算になることも示した。

 ただ、財政的な問題だけでなく、広域病院整備は他の自治体に聞き取りした結果、現時点で広域化を検討する段階にないこと、医療機関誘致は参入する医療機関がそもそもあるかどうか読めない、といった課題もあり、こうした点も今後の議論の材料となる見通しだ。

 町では、年度内にあと3回の会合を開く予定で、11月に開く次回会合では委員会として整備手法を決定する考えで、最後の会合までには病院整備にかかる要望事項なども決定する予定だ。町では、委員会の意見なども踏まえ、病院整備手法について年度内に決定し、早ければ来年度の予算に必要経費を計上したい考えだ。


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