12月4日に札幌コンベンションセンターで
中小企業庁と日本貿易振興機構(ジェトロ)、ロシア政府経済発展省などは、12月4日に札幌で「中小企業協力に関する日露会合」を開く。会合は7回目で、日本の地方での開催は初めて。政府・公的機関関係者の対話と併せて、民間中小企業同士の商談や交流を予定。このほど参加企業20社程度の募集を始めた。
同会合は2014年3月に東京で開いた第1回以降、日ロ交互に開催地を代えて続けてきたが、日本での開催はいずれも東京だった。
一方、日ロの中小企業交流では北海道銀行系列の地域商社、北海道総合商事(本社・札幌)や、寒冷地向け高機能手袋の青井商店(同・旭川)など、本道企業の活動が全国的にも注目されている。18年12月にロシア極東のハバロフスクで前回会合を開いた際、ロシア側から北海道での開催を求める声が出たことから、札幌開催に至った。
会場は札幌コンベンションセンター。午前9時半から午後1時までを会合と企業交流会、午後2時から同5時半まで両国企業間の個別商談とする予定だ。
イベントは北海道経済産業局、道、札幌市などが共催。それぞれ、中小企業の支援策についてプレゼンテーションする。商談会の主なテーマは観光、農林水産、食品、ITなどを想定。参加希望企業はジェトロ公式サイトを通じて申し込むことができる。
(北海道建設新聞2019年10月21日付1面より)