新ひだか町は、静内の特養老人ホーム旧静寿園跡地などを公募型プロポーザルで売却する。敷地面積は約9000m²で、建物が6棟残る。12月26日まで提案を受け付け、審査後、2020年3月の議会議決後に本契約する。
高静小などから近い、2筆に分かれた土地と既存建物を一括して売り払う。静内こうせい町2丁目16[MAP↗]の静寿園跡地は、敷地全体のうち5305m²が対象。買い受け候補者が必要面積を測量し、確定させたものを売却面積とする。CB造、平屋、延べ54―108m²の職員住宅が計3棟ある。
もう一方は、道路を挟み隣接する2丁目7の3692m²。CB造、平屋、延べ424m²の事務所のほか、車庫と物置が各1棟ある。事務所は新ひだか町シルバー人材センターに貸し付けしているほか、郷土資料物を収蔵している。
どちらも第2種住居地域で、建ぺい率は60%、容積率は200%となっている。
建物と土地の一体的な利活用を求めるが、建物を解体し新築することも認める。この場合、職員住宅入居者2戸、事務所内の物品、収蔵物などの移転経費は契約者が負担する。
売却基準価格は土地、建物、不動産鑑定評価費用などを含め1億2541万2600円を設定している。
法人を参加対象とし、複数の法人で物件を共有することも可能。事業者適正、事業計画・内容、買い受け希望価格で審査し、総合得点100点満点中60点以上の事業者から、最高点獲得者を候補者とする。
20年1月15日にヒアリングをし、22日に候補者を決定、議会議決後に本契約し、物件の引き渡しは4月中旬を予定する。
問い合わせは総務部契約管財課管財グループ、電話0146(49)0276まで。
(北海道建設新聞2019年11月22日付9面より)