小樽市は、第23回都市景観賞に「小樽・朝里のまちづくりの会」と「旧手宮線の散策路整備」を選定した。12月下旬に表彰式を開く。
小樽の歴史と風土に調和した良好な都市景観形成を奨励し、まちづくりへの関心を高めてもらおうと1988年に創設。これまでに68件が受賞し、前回は小樽芸術村と旧岡川薬局を選出した。
今回は、応募があった8件と過去に都市景観賞奨励賞を受賞した18件を審議。14日の景観審議会で選定していた。
創立20周年を迎える小樽・朝里のまちづくりの会は、春は遊歩道の桜並木整備、夏はリバーサイドフェスティバル、秋は親子マラソン、冬は雪まつりを開催するなど、地域住民の手で朝里地域の四季を演出し、楽しむ取り組みが評価された。
2003年に奨励賞を受賞した旧手宮線の散策路整備[MAP↗]は16年度までに完了。観光スポットとして親しまれ、雪あかりの路などのイベントにも活用されるなど、小樽らしい景観を創出していることを評価した。
(北海道建設新聞2019年11月25日付9面より)