釧路工高土木科チームが本選出場 コンクリート甲子園

2019年12月02日 12時00分

 12月7日に香川県高松市で開かれる第13回コンクリート甲子園本選に、釧路工高土木科3年生のチームが出場する。同校として初のエントリーで予選を突破し、本選進出を勝ち取った。生徒たちは初出場初優勝を目指して意欲を燃やしている。

 コンクリート甲子園は、身近な建設部材であるコンクリートの作製を通じて材料の選択や配合設計、練り混ぜなどを体験し、基礎的知識や感覚を身に付けることなどを目的とする全国大会。

 同高土木科では、3年生になると1年を通じて課題研究に取り組む。本年度の3年生36人のうち新望夢さん、熊谷朋さん、神山佳祐さん、諏江翔さん、須藤達也さん、田村祐貴さん、永久保葵海さん、中村友哉さん、皆川健太さんの男子9人がコンクリート甲子園初挑戦をテーマに選んだ。

初参加で本選出場を勝ち取った9人
(手前左から本選に出場する中村さん、新さん、田村さん)

 予選、本選とも各チームが作製した直径100㍉、高さ200㍉の供試体を、期限までに会場となる香川県生コンクリート工業組合技術試験センター(高松)に送る。

 予選は供試体2本の強度を10月5日に審査し、平均値が目標強度1平方㍉当たり45に近い順から上位10チームが本選の出場権を得た。

 本選は供試体3本に塗装を施し、デザイン性と強度、現地で作製の過程や工夫したことなどを審査員にアピールするプレゼンテーションの3要素で審査する。

 1平方㍉当たり45という強度は、高層ビル建築に用いられるレベル。同校の設備では対応できず、釧路生コンクリート協同組合と組合員である三ッ輪ベンタスから試験練りミキサー、空気量測定器の提供や助言などの支援を受けた。

 生徒たちは供試体を作製する過程で、水の代わりにサイダーや牛乳、洗剤といったさまざまな液体を混ぜるなど試行錯誤を重ね、最適な配合を追求。本選用供試体のデザインには、釧路らしい夕日、タンチョウ、花時計を採用した。

 チームを代表して本選に臨むのは新さん、田村さん、中村さんの3人。全国30校が出場した予選で9位通過を果たしたことについては「手応えはあったが、まさか本選に出られるとは」と驚きつつ、「ここまで来たら1位を目指したい」と意気込む。

 3人を引率する山崎直哉教諭は「旅費は学校の予算だけでは足りなかった。北海道生コンクリート工業組合と釧路生コンクリート協同組合の補助に感謝している」と話していた。


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