室蘭青果卸売協組が市に市場青果部移転を要望

2019年12月04日 10時00分

 室蘭青果卸売協同組合(7社)は11月29日、室蘭市に室蘭青果市場の移転を求める要望書を提出した。青果部移転のネックとなっている、大卸の丸果室蘭青果の経営不振への対策などを記載。これにより、早ければ2020年度当初予算で青果部移転の基本設計費を計上する可能性が出てきた。

 市場は日の出町2丁目3の1[MAP↗]に本場を構える。水産部門と青果部門で構成し、建物は延べ2万3776m²、敷地面積は7万4483m²ある。

 1960―70年代の建設で老朽化が著しく、耐震基準を満たしていないことが判明。このため、東町3丁目の高等技術専門学院跡(道有地)を利用し、移転改築することにした。

 ただ、丸果室蘭青果が近年経営不振にあえいでおり、市議会からは青果市場の継続に疑問が投げ掛けられていた。

 また、市場を利用している室蘭青果卸売協同組合がイタンキ地区への移転に合意していなかったため、先行して水産部施設のみを移転させる基本設計を10月に公告。久米設計に決めた。

 この日は大谷長市理事長、西尾青果の西尾清隆社長、丸果室蘭青果の豊島良明社長が市役所庁舎を訪れ、青山剛市長に要望書を手渡した。

 青山市長は「イタンキ地区は環境の厳しい場所だが、流通の円滑化などが選定の根底にあった。今回は各社の意見を合意に導いてくれ、敬意を表したい」と述べた。

 大谷理事長は新市場について「イタンキに吹き付ける海風、砂などを防ぎ、広い通路を確保した施設にしてほしい」と要望した。

 市場の移転新築計画を主導する市経済部農水産課の赤石壮史課長は「今後、組合側が作成する経営などの計画について実行性が認められた場合、青果部の設計費を計上するなどして要望への返答としたい」と話している。

(北海道建設新聞2019年12月3日付11面より)


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