産業展中止 IR誘致見送りで余波

2019年12月05日 09時30分

 鈴木直道知事がカジノを含む統合型リゾート(IR)の今回の誘致を見送ったことを受け、11―12日に札幌市内で開催予定だった北海道統合型リゾート産業展の中止が決まった。5日から始まる苫小牧市議会の一般質問でもIRに関する質問が集中し、今回の判断は尾を引きそうだ。

 鈴木知事は11月29日の道議会一般質問で、候補地である苫小牧市植苗地区の環境評価が区域整備計画の申請期間である2021年7月末に間に合わないことを考慮し、申請を見送ると表明した。

 産業展は、建設業や宿泊・飲食、セキュリティーなどIRへの参入を目指す企業が出展し関係省庁、自治体も来場予定だった。IRオペレーターはハードロック・ジャパン、モヒガン・ゲーミング・アンド・エンターテインメント、SJMホールディングス、メルコリゾーツ&エンターテインメント、ラッシュ・ストリート・ジャパンの5社が出展するはずだった。

 事務局がIRオペレーターなどに出展の意向を確認したところ、ハードロック・ジャパンは前向きだったが、中止の意見が多く取りやめた。事務局は「開催が迫っていただけに残念。急な判断で会場キャンセル料もかかった」と話す。

 IR事業者は今後の戦略見直しを迫られる。ラッシュストリート・ジャパンは「日本における統合リゾートの可能性を確信しており、引き続きあらゆる可能性を検討する」とコメントした。

 苫小牧市議会では5日から一般質問が始まる。質問通告した20人のうち全会派8人の議員がIR関連を取り上げる予定となっており、誘致見送りの影響は続きそうだ。

(北海道建設新聞2019年12月5日1面より)


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