撮って残そう釧網線―。釧路市など沿線9市町村で構成するJR釧網本線維持活性化実行委員会は「ひがし北海道フォトコンテスト」を開催する。沿線風景などをカメラに収める行為を通じ、その魅力を内外に広くアピールするとともに地域の活性化を図り、路線存続につなげることが狙い。国内外の誰もがインスタグラムで気軽に応募でき、優秀作品には魅力的な賞品が贈られる。締め切りは2020年2月29日。
同委員会としては初めての開催で、コンテスト運営は同線沿線でMaaS(マース)の実証実験などを手掛けるWILLER(ウィラー、本社・大阪)に委託した。
サブタイトルは「JR釧網本線で発見!お勧めしたい体験や絶景をシェアしよう!」。写真は専用ホームページ(https://camp-in.jp/hokkaido-nature)の手順に従い、インスタグラムで投稿すること。
3月中に審査し、優秀作品を来年度に作製する釧網本線PRポスターに採用するほか、金賞1人には小型ドローン、銀賞の釧網本線賞、景色賞、人物賞、動物賞各1人には、ひがし北海道地域の特産品1万円相当、銅賞2人にはAmazonギフト券5000円分を贈る。
事務局を務める釧路市都市経営課の池田利伸政策推進主幹は「地域外の人にはまず存在を知ってもらい、写真を撮るために乗車したり地域に滞在したりしてくれることを期待する。沿線住民は魅力を再発見するきっかけにしてほしい」と話している。(釧路)
(北海道建設新聞2019年12月5日付4面より)