北斗市の池田達雄市長は11日の定例記者会見で、北海道新幹線トンネル工事に伴い、八雲町内で発生する掘削土の受け入れを認め、鉄道建設・運輸施設整備支援機構に通知したことを明らかにした。

池田市長は住民の安全安心を約束した
池田市長は、学識経験者で構成する第三者委員会のリスク評価をはじめ、説明会による地域住民や関係団体の安全性への理解、市議会調査特別委員会の理解などを踏まえ、総合的に判断したことを説明した。
また、市民の安心を高める取り組みとして、機構には大野川の水質検査や、受け入れ地周辺の適切なモニタリング期間の設定などの検討を要請するとした。
その上で「北海道新幹線函館―札幌間の開業は道民の総意。安全・安心な市民生活獲得に努める」と決意を示した。
八雲町の掘削土の受け入れ開始は2020年春を予定する。
また、掘削発生土を受け入れるトンネルのうち二股トンネル(八雲町)については、20年1月にリスク評価の実施を予定し、安全性を確認する。
(北海道建設新聞2019年12月13日付15面より)