札幌市が6工区に分け1月下旬に公告へ
札幌市は2020年東京五輪のマラソン、競歩コースのうち、市が管理する道路の整備を20年1月下旬に公告する予定だ。約9・4㌔を6工区に分け、舗装の切削オーバーレイを施す。総合評価の実績評価Ⅰ型に一括審査を組み合わせた方式を採用。工期が短いなど制約が多いため技術力を評価しながら、1つの企業が重複受注することを回避する。工期は5月末までの約120日間とする。
コースのうち、市が管理する道道・市道は約12・1㌔。直近に整備済みの道路や状態の良い道路を除き、整備する。
工事内容は4cm程度の路面切削、車道舗装、排水構造物の修正。発注は総合評価実績評価Ⅰ型の評価項目を採用しながら一括審査を適用する珍しい方式を採用する。
開札は1月下旬を予定し、2月末の契約を見込む。契約後、3月から調査や測量を進め、4月早々の着工をイメージする。6月にコースの最終チェックなどが想定されるため、工期は5月末までを設定する。
競技日程は8月6日から大会最終日までの4日間。大通公園を発着地に、マラソンは市内中心部を変則的に3周するコースで、すすきのや中島公園、北大、道庁赤れんが庁舎などを巡る。競歩は札幌駅前通を周回する。市はコース整備費として7億円の債務負担行為を設定済みだ。
(北海道建設新聞2019年12月26日付10面より)
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