道建設部は7日、2019年度北海道赤レンガ建築賞の受賞作品を発表した。「当麻町役場[MAP↗]」が建築賞、「東川町複合交流施設せんとぴゅあ[MAP↗]」が奨励賞を受賞した。表彰式は20日にポールスター札幌で開く。
同賞は、建築文化の向上や地域に根差したまちづくりの推進を目的として、道と建築関連5団体が主催している。
建築賞の当麻町役場(W造、2階、延べ2669m²)は、18年11月30日に完成した。設計は山下設計、柴滝建築設計、山脇克彦建築構造設計、施工は盛永組、大野土建、石川建設が担当した。町産材を100%使用したことや、仕切りがほとんどなく、町民が親しみやすい空間となっていることなどが評価された。
奨励賞の東川町複合交流施設せんとぴゅあ(せんとぴゅあⅠ=RC一部S、W造、2階、延べ4220m²、せんとぴゅあⅡ=RC一部S造、平屋、延べ2458m²)は、18年3月23日に完成。設計はドーコンなど6者、高組・小岩組など3共同体が施工した。旧東川小を再利用するだけでなく、図書館が入るせんとぴゅあⅡを新設するなど、新たな価値を生み出したことが受賞のポイントとなった。
(北海道建設新聞2020年1月8日付1面より)