垂直離着陸型UAVと3次元スキャナーで測量事業強化

2020年01月17日 12時00分

FRSコーポレーションの測量・調査事業が4月から本格化

 FRSコーポレーション(本社・札幌)は、垂直離着陸型のドローンと高性能な3次元スキャナーを使った汎用(はんよう)性の高い測量・調査事業を4月から本格的に始める。ドイツ・Wingcopter(ウイングコプター)社の垂直離着陸型ドローンを昨年末に導入。先行して取り扱っているイタリア・3D TARGET社のレーザー計測器と併用することで、1回の飛行でより広範囲のデータを取得できる。施工計画策定や森林資源評価のツールとして、ゼネコンや測量・コンサル会社、デベロッパーなど幅広く利用してもらいたい考えだ。

導入した垂直離着陸型ドローンと徳島社長

 昨年12月に導入したウイングコプター社のドローンは、飛行距離や積載効率に優れたUAV。最大積載量8㌔まで対応し、未積載の状態ならバッテリー4個で120分程度フライトできる。垂直離着陸型のため滑走路が不要で、場所を選ばないのも特長だ。

 3D TARGET社の「scanfly(スキャンフライ)」は、地形測量から森林計測、道路管理など幅広い分野で使用できるレーザー計測器。測定距離は最高200mまでカバーする。

 FRSコーポレーションは、ウイングコプター社の垂直離着陸型ドローン導入に際し、ドイツ本社に何度も出向き、スキャンフライ搭載を前提としたカスタマイズを依頼。両翼にGNSSを内蔵することで進行方向と位置情報の精度を高め、より実現場で使えるよう改良を加えた。

 スキャンフライ積載時の飛行時間は最長60分で、40分間のフライトで150haをカバー。1回の飛行で広範囲のデータを取れるため、マルチコプタードローンよりも天候や時間に左右されにくく、計測の機会が増す。徳島秀彦社長は「1日で従来の6日分の仕事ができる」と太鼓判を押す。

 飛行機やヘリコプターを使った航空測量と、マルチコプタードローンによる空撮測量の中間的な位置付けを目指す。搭載するスキャンフライは最大60万点を処理でき、土量計算や地形測量に効果を発揮。雪堆積場の管理や災害時の現況把握にも応用できる。

 山間部は伐開することなく測量できることから、事業全体の期間を短縮できるメリットもある。谷の形状を把握できるため、デベロッパーによるリゾート開発や資産評価でも活用が期待できる。

 徳島社長は「今までの仕事の進め方を大きく変えられる技術。さまざまなニーズに応えられる柔軟性も特徴なため、業界を問わず幅広く利用してほしい」と話している。


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