仕事への熱い思い感じて
恵庭商工会議所建設業部会は職人名鑑を作成した。建築や塗装、造園など市内建設業者から36名の職人を掲載。仕事に対する思いや強みなど詳細にまとめた。各社を市民に知ってもらい地元企業の利用を促すほか、若年層の確保にもつなげたい考えだ。
これまでも各企業のPRはしてきたが、冊子の作成は初めて。A4サイズの26㌻、カラーでまとめた。掲載内容は所属企業の概要や仕事への思い、自身の強みなど5項目。「これからも信頼される職人でいられるよう日々努力しています」「長年の経験で培われた操作技術が私の強みです」「納得のいくものができた時はとてもやりがいを感じます」などと一人一人の言葉で語られている。
経験年数が1、2年の若い世代から、40、50年を超えるベテランまで幅広い世代の職人が登場。業種も建築や屋根、塗装、水道、電気・暖房器具、造園、土木など多岐にわたる。
名鑑は市役所や市内のJR3駅、図書館などに加え、恵庭南高や恵庭北高、北海道文教大など近隣の高校、大学、専門学校にも配布。恵庭商議所経営支援課の首藤和紀主事は「職人の熱い思いを感じ、こうした世界もあるんだなと知ってもらいたい。就職先を考えるときのツールになれば」と話している。
(北海道建設新聞2020年1月17日付10面より)