日本貿易振興機構(JETRO)は、14―17日の4日間、地域への対日直接投資カンファレンス事業の一環として、海外企業5社を招き道央・道東地域の視察を実施した。アドベンチャーツーリズムをテーマとした地元企業との商談会なども開き、今後の連携について協議した。
14日は旭川市のカムイスキーリンクスや旭川デザインセンター、15日は津別町のノンノの森ネイチャーセンター、釧路市阿寒町の阿寒湖アイヌシアターイコロなどを視察した。17日は、鶴居村の鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリを視察後、釧路市役所を訪問。吉田英樹産業振興部観光振興担当部長からトップセールスを受けた。
釧路市は2016年に観光立国ショーケースに選定。政策の1つとして自然・文化・アクティビティの3要素のうち2つ以上で構成される旅行・アドベンチャーツーリズムの商品化を進めている。また、国や関係機関と協力し、アドベンチャートラベルワールドサミットの21年北海道開催を目指す誘致活動にも取り組んでいる。

道東の魅力をPRした
吉田部長は「釧路には2つの国立公園があり、貴重な自然環境とアイヌ文化を生かしたアクティビティの提供が可能。アドベンチャーツーリズムとしての将来性が見込まれる地域であり、コンテンツの充実を進めている」と道東エリアの魅力をPRした。
総括意見交換会では、各社の代表者が感想を述べ、道東圏の景観を評価していた。
(北海道建設新聞2020年1月21日付9面より)